オールド・ローズ図鑑[5]   ハ行

  1. バーガンディ・ローズ
    (=バーガディアンローズ)
    別名:ポンポン ド ブルゴーニュ

    小さなダークピンクな花。芳香性。
    一季咲き。ケンティフォリア系。1666年以前。
    パナッシュ・ドルレアン
    この系統には珍しく
    ピンクに濃いピンクの絞りが入る。
    丸弁・中輪。甘い香りあり。
    ハイブリットパーペチュリアル系 
    二季咲き 強香。1854年  フランス
    (お写真は我が家のバラです。)
       
     パピヨン
    ピンクが勝っているが、濃い底から白と銅色の
    照り返しがある。優良なのにあまり知られていない
    チャイナローズ。
    (沙羅さん寄贈のお写真)
    1882年
     パフビューティ
    花径8cm、ロゼット咲き。
    独特な樺色がかった杏黄色が魅力的。
    甘い香りの花が房になって咲く。繰り返し咲く。
    ハイブリットムスク系(沙羅さん寄贈のお写真)
    バリエガータ・ディ・ボローニャ
    白と濃い紫紅色の絞り模様で比率は白の方が多い。
    1.8mくらいに伸び、フェンスなどに誘引しても良いし、
    切戻して株立ちのままにしてもよい。香り濃厚。
    大輪四季咲き。ブルボン系。1909年、イタリア。
    (お写真は我が家のバラです。)
    パロネス・ロスチャイルド
    大輪平咲きの暗ローズピンクから縁部の
    シェルピンクまで徐々に変化。四季咲き。
    もっとも美しいハイブリット・パーペチュアル
    一つとされる。1868年、フランス。
    バロン・ジロー・ド・ラン
    花色は深紅の花弁がチョークで塗ったように
    白く縁取りされる。ハイブリット・パーペチュアル系
    強健種。1897年、フランス
    (kameさん寄贈のお写真より)
    バロン・プレヴォスト
    濃いローズピンク。芳香性。
    1842年、フランス
    ヒュー・デクソン
    深赤色の大輪。芳香性。
    ハイブリット・パーペチュアル系
    1905年、北アイルランド
    ピンクグルーテンドルスト
    (または、ピンク・フローテンドルスト)

    小輪のクリアピンクの花が集団になって咲く
    弁先がフリル状でルゴサローズ系の良葉との
    コントラストが特に良い。生垣に適す。
    (沙羅さん寄贈のお写真)1923年。
    プータオホン(葡萄紅)
    花形はカップ型で可愛らしい赤紅色の花を繰り返し
    咲かせます。フワフワとした中輪の花が開ききって
    も 花の色は散り際まで色褪せません。
    チャイナ系(沙羅さん寄贈のお写真)
    ファブビエ
    美しい真紅色で花の中心が僅かに白く、
    花びらにも白い絞りが少し入る。
    花径4〜6cmの八重咲き。微香。

    輝緋色のチャイナ系ローズ。低性。四季咲き
    1832年、フランス
    (お写真は我が家のバラです。)
    ファルヘンブラウ
    4cm径ほどのセミ・ダブル
    浅いカップ型の花が房咲きになる
    あざやかな藤色の花弁の中心部は白くぬけ
    花芯のイエローの雄しべがアクセントとなる。
    強いフルーティな香り。(強香)
    300cmから450cmほど枝を伸ばす
    ほとんどトゲがなく扱いやすいツルバラ。
    1909年、ドイツ
    ファンタン・ラトール
    咲き始めはカップ咲きだが、しだいに花びらが
    反り返るクォーター咲きになる。強い香りあり。
    ケンティフォリア系。一季咲き。半つる性。
    フェリシエ・パルメンティエ
    アルバ系薄いピンクのバラ。中輪八重咲き。
    花びら数が大変に多く開くに連れて球状のカップ状
    になり、中心のピンクから外側に向けて淡くぼかされ
    ていく様はみごとである。1.5m。1834年 フランス。
    フェルディナン・ピシャール
    もっとも見事な縞入り薔薇の一つで四季咲き性。
    ピンクの花に深紅色のハッキリした縞模様。
    香り濃厚。ハイブリット・パーペチュアル系。
    1921年、フランス。
    (お写真は我が家のバラです)
    フェレンベルグ
    鮮やかなピンク〜真紅の花色。
    1857年、ドイツ
    フェンツァンロウ(粉粧楼)
    重ね厚く淡いピンクの花は中心ほど色が濃くなり、
    可愛らしいカップ咲きの可憐な品種。
    香水のような豊かで上品な香りを持つ。
    ただし雨に弱いので雨除けの工夫をしたい。
    樹高約1m、作出年は中国宋代。
    チャイナローズ。(沙羅さん寄贈のお写真)
    プティット・ド・オランド
    純ローズピンクだが、縁へいくほど薄くなる。
    非常に強い香りあり。ケンフォーリア系
    1800年以前 イギリス
    フラウ・カール・ルドシュキ
    純白、10cmから12cm径、35弁ほどのダブル、
    高芯咲きの花で返り咲きする。
    ハイブリット・パーペチュアル系
    香りがないことを除けば、完璧なツルバラとして
    人気が絶えない。1901年、ドイツ
    プライド・オブ・ブリガータ 
    真紅の地色に白っぽいピンクの絞り模様が入る。
    丸弁八重咲き。 90〜150cm高さ
    ハイプリット・パーペチュリアル系 四季咲き 
    1885年 作出
    (お写真は我が家のバラです。)
    ブラッシュ・ノアゼット
    スモールカップ状半八重咲きのライラックピンクの花。
    ツル薔薇。四季咲き性。ノアゼット系
    濃厚なクローブの香り。 1817年 フランス
    (お写真は我が家のバラです。)
    ブラッシュ・ブールソール
    ピンクの八重咲き。
    1848年。
    ブランモス
    モス系(沙羅さん寄贈のお写真)
    フリーリングス・モルゲン
    大輪で非常に美しい一重咲きのバラ。
    ローズピンクで芯部が黄色。
    1942年、ドイツ。(モダン・シュラブ)
    フリューリングス・ゴールド
    ほぼ一重の大輪薄黄色で、オシベは濃黄色。
    バニラの香りは強く、強健なシュラブ。
    1937年、ドイツ。(モダン・シュラブ)
    プリンス・カミーユ・ドゥ・ロアン
    深みのあるベルベットのようなクリムズンマローン。
    大輪。四季咲き。力強い香り。
    ハイブリット・パーペチュアル系
    1861年、フランス
    ブルボン・クイーン
    ピンクに白い絞りが入る。八重カップ咲きの中輪花。
    もっとも早咲きのオールドローズの一つ。
    ブルボン系  1834年、フランス
    (お写真は我が家のバラです。)
    プレイリー No.1
    ハイブリットチャイナ系 ピンクの大輪。
    1844年 イギリス 
    ペルル・デ・パナシェ 
    薄いピンクの花びらに赤紫色のストライプ。
    中輪 .ゆるいロゼット咲き
    ガリカ系 春咲き一季 強香。
    樹高100cm、比較的小さめのシュラブ樹形
    1845年  フランス
    (お写真は我が家のバラです。)
    ペールドール (ペルル・ドール)
    小輪の花弁がリボンの様にカールする。
    蕾は杏色だが、開くと薄くなって、クリーム色に
    近くなる。ほのかな香り。1883年。
     チャイナ系(沙羅さん寄贈のお写真)
    プレジダン・ドゥ・セーズ
    中心の濃ピンクが外縁に近づくと
    ライラック色になる。
    ガリカ系で一季咲き。良い香りあり。
    ベル・ドゥ・クレシー
    ガリカ系。開花時の鮮やかなチェリーピンク色が
    次第に柔らかいパルマバイオレット色に変わる。
    丈夫でアーチ状の枝。芳香性も良い。
    1848年 
    ベ・ラムール(ベル・アムール)
    花色は明るいピンク。
    熟成すると淡いピンクへ退色したり、
    ストライプなどが生じることがある。
    小輪または中輪、椿に似たセミ・ダブル、
    丸弁咲き。シュラブ樹形  120〜180cm高さ

    アルバまたはダマスク系 春の一季咲き 中香。
    1950年 Lindsay, Nancyらによって公表。
    詳しい作出年や作出者は不明。
     (お写真は我が家のバラです。)
    ヘンリー・ネバード
    濃深紅の10〜12cm径の花。ダマスクの香り。
    ハイブリット・パーペチュアル系
    四季咲き性。1924年、イギリス
    (2002年11月、うにゃ子花フェスタにて撮影す。)
    ヘルモーサ
    チャイナ系。花形はカップ状で丸みがあるが、
    花びらは外側に反り返って剣弁咲きになる。
    花びら数が多い。花径6cm。香りあり。四季咲き。
    (沙羅さん寄贈のお写真)
    ポールズ・ヒマラヤン・ムスク
    4cmから6cm径の、小さなロゼット咲きの花が、
    ひしめくような房咲きで桜のよう。春の一季咲き。
    淡いライラック・ピンクの花色。微香。ランブラー系
    9mにも達するランブラーで、
    立ち木などに絡ませるのに向く。
    (メリーベルさん寄贈のお写真より)
    ポールリコー
    ローズピンクの中輪で香りよい。返り咲く。
    ハイブリット・パーペチュアル系
    1845年、イギリス